VENEZIA Oil (530×455mm)
邸の見える赤い路地 Oil (410×273mm)
隙間の風景 Oil (410×318mm)
正午前のカフェ Oil (530×410mm)
Ponte di Riaito Oil (530×410mm)
合唱 Oil (910×652mm)
路地裏が張り切る頃 Oil (410×273mm)
風の通り道 Oil (910×727mm)
歩きながらの赤い橋 Oil (455×333mm)
左が学校 右が緑 Oil (530×455mm)
■ベルギーのブルージュで6ヶ月滞在制作をした翌年、
イタリアのヴェネチアへ半年ほどの滞在制作に出かけました。
今回は料理が自由に作れるキッチンがほしかったので
生活道具一式そろったアパートを借りての滞在です。
やっぱり素材天国のイタリアでパスタを作ると
一流のシェフになったと錯覚するほどの美味しさに驚きますよ。
前回のブルージュで不思議な体験をいたしました。
現場にイーゼルを立てて感動の中で油絵を描いていたときのことです。
その感動を描こうと
目の前の風景を見れば見るほど
目の前の風景を描き込めば描き込むほど
作品から感動が遠ざかっていくのです。
下絵のころは、あれほど喜びに満ちていたキャンバスだったのに・・・
なぜだろう?
これまでの取り組みのままでは
生まれてくる作品が感動に近づけない。
分かっているのは
感動は私の内なる体験だ。
これがきっとヒントだと思い
今回のヴェネチアでは、
現場にイーゼルを立てて感動の中で描くことは同じでも
風景と私の心と、二つをチラチラ合わせながら描くことにいたしました。